なぜ、ガソリン価格が高騰しているのか?

雑記
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自動車に乗っている人が今現在、頭を悩ませているであろう問題の一つに

ガソリン価格の高騰があると思います。

政府が緊急的な政策を打ち出し、価格高騰を抑えようとしていますが

我々消費者からはあまり効果を感じられないのが現状だと思います。

なぜ、ガソリン価格の高騰が続くのか?政府の政策にはどんな意味があるのか解説していきます。

なぜガソリン価格が下がらないのか?

ガソリンの価格があがってしまった背景に、コロナの影響も大きいようです。

コロナワクチンが普及して、世界的に経済活動が再開し、原油の需要が高まっているからです。

一方で世界の国々が原油国に追加生産を要求していますが、

主要原油国はコロナの再拡大でまた原油が余って価格が下がるのを嫌って、

追加生産を拒否しているとのことです。

つまり、需要が高まっているのに供給が追い付いていないため、値上がりするということです。

2022年2月現在、ガソリン価格は高水準でほぼ横ばいです。

その理由は、冬の暖房需要の増加と

世界で経済活動が再開されて、アメリカなど各国がや旅行客を受け入れ、

航空機燃料の需要も増加しているからです。

これからも高い需要が見込まれる一方で、

主要産油国は大幅な増産に慎重な姿勢を続けるため、

当面高止まりが見込まれるということです。

政府が打ち出した政策は、価格を下げることではない

こうしたガソリンの高騰に歯止めをかけようと政府が新たな政策を打ち出しました。

石油元売り各社に補助金を出すものです。

具体的にはレギュラーガソリンの平均価格が1リットル当たり170円を超えた場合、

元売り各社に1リットル当たり最大5円支援する方針を固めました。

これはあくまでガソリン価格が170円以上にならないように補助するだけであって

価格を下げることではないということです。

実質値下げっていえばそうですが、体感できる値下げではありません。

しかし、原油価格の高騰は続きます。そこで政府は次の政策の打ち出しを検討しています。

補助金拡充の検討

前の項で説明したコロナの影響に加え、

ウクライナ情勢の影響も受けて原油価格は値上がり傾向で、

レギュラーガソリンや灯油価格はおよそ13年ぶりの高水準になっています。

そこで政府は更なる価格上昇を抑えるため、

補助金について大幅拡充する方向で検討に入りました。

自民党は、緊急提言でガソリン税の上乗せ部分を停止する、いわゆる

「トリガー条項」で示されている、1リットル当たり25円を上回る支援を求めています。

政府は、今年度の予備費から手当てする方向で、

5円からどれくらい補助金が引き上げられるか、調整を進めています。

今後の見通しは?

ガソリン価格には原油の動向が大きく影響します。

原油の供給においてOPECプラスは2022年末まで協調減産で合意しており、

増産ペースは大きくあがらないとみられています。

ウクライナ情勢の緊迫を受けて供給危機への経過期間も高まっており、

原油価格の推移は不透明ながらも急落する可能性は少なそうです。

今年もガソリン価格が家計に負担をかけそうです。

エコ運転を心掛け、ガソリン消費量を少しでも減らして

家計への負担を軽減していきましょう。

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