自動車を運転していてブレーキ付近から「シャンシャン」音がすることがあります。
窓を開けてブロック塀や建物に反響させるとわかるのですが、速度を上げるにつれ大きくなるので不安に思うドライバーも多いかと思います。
結論から言うとこの音が鳴るのはブレーキローターとバックプレートの間に小石が挟まっていることによる音鳴りです。
砂利道などを走ると稀に起こる現象です。
一度嚙むとなかなか消えないこの音、車屋さんに行かないと直らないのか??
いいえ、直す方法はあります。車屋さんに行く前に一読ください。
ブレーキの石噛み音を分解せずに治す方法
結論から言います。挟まった小石を削るのです。
削る方法ですが、砂利道以外の道をある程度の速度で走ることです。
そうすることでブレーキローターの摩擦により石が削れていき、小さくなって自然に落ちます。
ここで心配になるのがブレーキローターへのダメージです。
ブレーキローターは鉄でできており、何百℃という高温にも耐えられるので小石くらいではビクともしないのです。
なので大体はしばらく走行していれば自然と取れて音がなくなっているはずです。
ただし、摩耗したローターは注意!
とはいえ、ブレーキローターも消耗品なので長く使っているとすり減っています。
すり減ったブレーキローターはなぜ危険なのかと言いますと、摩耗して薄くなったローターはクラック(ひび)が入り、最悪割れてしまいます。
ローターが割れてしまうとどうなるか?簡単に言うとブレーキが効かなくなってしまいます。
しばらく交換していない状態で石噛みを起こしたら点検がてら一度ブレーキローターの状態も見た方がいいですね。
交換する際は純正の部品に交換するのもいいですが、この際社外品に交換するのもアリです。
様々なメーカーから発売されていますが、中でもディクセルのブレーキローターがリーズナブルで品質が良くオススメです。
まとめ
ブレーキの石噛み音は怖がるほどのトラブルではありません。自然に直ります。
ただし、何年も交換していないブレーキローターを使用しているなら話は別。
石噛みが原因というよりブレーキローターが割れて事故を起こす可能性があります。
車は便利なものですが一歩間違えると命に関わる道具です。
無頓着にならず、自分の愛車と向き合って安全なカーライフを送りましょう。
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